トラベルライターmugiの「旅行鞄にクリスティ」

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富士屋ホテルとオリエント急行でタイムトラベルしてきました【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】

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富士屋ホテル ロビー

インスタの方ではちょくちょく上げていましたが、5月に両親と箱根旅行に行ってきました。

久しぶりの親子旅行、両親ももう年なのでホテルで休む時間を多めに取り、観光地をいろいろ回るよりも、ホテル自体が楽しめるような雰囲気のある良いホテルでのんびりしよう…ということで、まず登録有形文化財で日本のクラシックホテルの代表の一つ、箱根・宮ノ下の富士屋ホテルに泊まることから決定。


今回はエースJTBを使用


宿が決まったら申し込みです。私は国内旅行の時は大体宿も交通手段も別に手配するのですが、親を連れて行くとなると、とにかく質が高くて安心なものを、ということで今回はJTBを使用。

私はいろいろ相談したいことがあったので実店舗で申し込みましたが、JTBホームページでも申し込めます。歳の両親を連れて行くと話してあったので、ロビーから遠目の花御殿の中ではあまり上り降りしたり長く歩いたりしなくて済む部屋でと伝えてくれたりと、このへんの配慮はさすがJTBといったところか。

鍵 花御殿

エースJTBの赤いパンフレットのタイプは、たとえば客室も他社のツアーのように本当にランダムではなく、ある程度の眺望・景色を確保した部屋が用意されていたり、パンフレット掲載の食事と実際に出てくるものの差がなかったりと、全体的に一定のレベルに満たない物が排除されているので、外れをひく可能性が少ないのが特徴だと思う。友達との旅行なら多少のハプニングも失敗も怒って笑ってそれも思い出みたいになりますが、親世代だともう失敗を楽しむよりはとにかく良いものをゆったり楽しみたいだろうし、またこの先何回一緒に行けるかもわからないからできるだけ良い思いして欲しい。なのでこういう旅行にはJTBはちょうどいいと思ってチョイス。


富士屋ホテル花御殿のジュニアスイート


ということで、今回の旅の大きな目的は、富士屋ホテルに泊まる事。富士屋ホテルは入った瞬間、ここはいつの時代なんだろう、と大正・昭和初期あたりにタイムスリップしたかのような、大正浪漫な雰囲気が味わえます。

富士屋ホテル マジックルーム

富士屋ホテル ロビー

箱根宮ノ下富士屋ホテル 本館

建物は本館、フォレスト館、花御殿、西洋館等いろいろあり。せっかくなら一番古い本館でとも思いましたが口コミを読むとやはりかなり老朽化が目立つらしく、一方フォレスト館はアンティークな雰囲気がなく普通のホテルっぽくて味気ない。なので花御殿と西洋館で迷って、せっかくなら和風の雰囲気が濃く和洋折衷を味わえ、見た目もこれぞ富士屋ホテル!とうい花御殿に泊まることにしました。ちなみに、本館は明治24年、花御殿は昭和11年建造。

箱根・宮ノ下富士屋ホテル花御殿

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花御殿は、別名フラワーパレス、客室全室に花の名前が付けられていることからこう呼ばれているようです。どんな花の名前の部屋になるのか、泊まる前からかなりワクワク。しかも今回は、奮発してジュニアスイートにしましたよ!

富士屋ホテル花御殿ジュニアスイート

富士屋ホテル花御殿ジュニアスイート

外国人のお客様向けだったこともあり天井は高く、広いウォークインクローゼットに、クラシックなお風呂には天然温泉がひかれ。夕食も朝食もホテルのレストランにして、しかも朝は別館の数奇屋風書院造りの純日本建築が素晴らしい 旧御用邸「菊華荘」を予約。ホテルの室内プールもクラシックな雰囲気なのでぜひ入りたい。

毎日簡単な館内ツアーもやっているらしいので、初日はほぼ観光せずさっさとホテルに行って、のんびりしてから館内ツアーに参加しよう…という具合にもうホテルにいることが観光みたいな感じで。2日目もせっかくいい部屋とったんだから、ホテルでゆっくりしよう。エースJTBのプランだと、ラウンジでのお茶も付くし。ああ、もう一歩もホテル出ないで過ごすわ…。

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オリエント急行でティータイム


…とは言わず来たからには多少の観光もしないともったいない、と思ってしまうところが庶民です。それに箱根には、せっかく富士屋ホテルで浸った大正浪漫な気分を壊さずにそのまま夢の続きが味わえる、富士屋ホテル後に行くのにうってつけのところがあるのです。それが、ラリック美術館。ここではなんと、あの本物のオリエント急行の中でお茶が飲めるという!

オリエント急行 ラリック美術館 ティーセット

このティーセットを見て、血沸き肉踊らないポワロファンはいませんね?豪華列車オリエント急行「コート・ダジュール号」の内装を手掛けたルネ・ラリックは19世紀~20世紀のフランスのガラス工芸家、宝飾デザイナー。 アール・ヌーヴォーやらアール・デコやら、オリエント急行以外のラリック作品ももうもちろんどれも素敵で、アガサ・クリスティやドラマシリーズ「名探偵ポワロ」の映像、はたまた大正浪漫あたりの雰囲気の好きな人にはこれまた堪らない空間。この旅は富士屋ホテルで洋館を味わってラリック美術館とオリエント急行でアールデコのアンティークな雰囲気を味わって、箱根というより20世紀初頭へタイムスリップ、もう、現代になんか戻ってこないから!

オリエント急行 ラリック美術館

そんな具合で行ってきた箱根旅行、行く前はこれだけだと時間があまるかな~と思ったのですが、なんせ歳をとってきた両親との旅行なので余裕に余裕をもって暇すぎるかぐらいが実際はちょうど良い、というこれまでも何度も実感していたとおりの結果に。予定では念のためこの2つをメインに、時間があれば箱根湿生花園か、雨なら美術館続きになってしまいますが箱根ガラスの森美術館でガラスの体験工房なんかをやって、と考えてはいたものの、実際はほぼこの2つのみをゆったりと満喫する旅になりました。せかせか動かず、夢のような雰囲気に浸る旅はそれはそれは楽しいもので。

ということで、20世紀初頭の雰囲気にどっぷり浸ってきた箱根旅行記を順次アップしていきたいと思います。


宮ノ下温泉 富士屋ホテル
〒250-0404 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
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