トラベルライターmugiの「旅行鞄にクリスティ」

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はつ花新館で自然薯せいろそばを―箱根は水曜定休日が多いから気をつけろ!編【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】

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はつ花のせいろそば

先日行ってきたアンティークに浸る親子箱根旅行、1泊2日で限られた時間しかないため行きたいところはあらかじめピックアップ、箱根に着いて一番最初はお昼に「はつ花」のお蕎麦!…と決めて行ってきたはずでしたがなかなか計画通りにいかないのが旅行というものですね。

オリエント急行でのティータイムと順番が前後してしまいましたが、やっと出発編からスタート。

ロマンスカーで箱根へ


箱根は新宿からロマンスカーで約1時間半。まずは箱根湯本まで向かいます。

VSE ロマンスカー

一番前の車両だったのですが、ロマンスカーって先頭乗れるんですね。

ロマンスカー 展望席

全部の車両ではないようですが、小田急電鉄のHPによると、LSEとVSEに展望席が付いているとかなんとか。車掌さんによると特に別料金は要らないようです。となるともちろん争奪戦。予約開始後すぐ申し込まないととれない激戦の席のようです。

ロマンスカー 展望席

紫陽花の葉に囲まれてきたら、いよいよ箱根の街が見えてきました。


箱根名物 自然薯蕎麦の元祖 はつ花


さて、箱根湯本の駅に着いたのは12時前。行く道すがらお土産屋さんを眺めつつもまずはお目当てのお店へ向かいます。お昼ははつ花 本店で蕎麦と決めていました。

はつ花

箱根の有名店。昭和9年(1934年)創業で、箱根名物の自然薯蕎麦の発祥のお店です。終戦後の統制経済により入手が困難となった小麦粉の代用として自然薯を用いた蕎麦を作ったのが自然薯蕎麦のきっかけとのこと。


水を一切使わずに山芋と全卵によって練り上げ、栄養・風味に優れた自然薯そば箱根を代表する味…と書いておきながらなんですが、自然薯って何だ?と向かう列車のなかで調べてしまったわ。自然薯、というのはざっくりいうと「とろろ」とほぼ同じと考えてよいみたいです。

箱根 はつ花 本店

お蕎麦もさることながら、本店の風情ある昔ながらの建物も人気の一つ。2階カウンターに座ると、目前に流れる早川を眺めながらお蕎麦を頂くことができる。古い時代、古い建物が好きな私はもちろんこの雰囲気も好きで、箱根に来るとよく寄るお店の一つです。今回の旅も、富士屋ホテルに泊まってオリエント急行に乗るアンティークな旅がテーマなので、もちろんお昼も時代の情緒あふれるはつ花に。

はつ花本店 天ぷらそば

箱根湯本の駅を出て階段をおりて、そのまま真っ直ぐ通り沿いに坂道をのぼること10分足らず、早川の手前で左右に分かれる道の左に見える湯本橋を渡ったところにあります。人気店の上に、大通りを進むので観光がてらに立ち寄りやすいため、平日でも昼時は行列が…

箱根 はつ花 本店

ない。というか閉まってる。なんと本日定休。初花本店は水曜日が定休日だったのです。そういえば来る途中逆方向にすれ違う人が「水曜はお休みで…」とかなんとか言っていた。観光地って定休日がないイメージだったのですが箱根はそうでもないのね。

そう、歩いてくる途中でも思ったのですが、どうにも通りのお店が1/3ぐらい開いておらずさみしい雰囲気。あれはまだ朝が早いからかと(といっても11時過ぎていましたが)思っていましたが、そうではなく箱根はどうも水 or 木曜が定休日のお店が結構あるからだったようです。

そんな…他のお店探してなかったし。何よりすっかりおそば食べる気でいたのに、と定休日の張り紙をよく見ると、歩いて数分の所に2号館があって、そちらはやっているとのこと。本店の方が情緒がありそうだから入りたかったけど、新館は行ったことがないし、この際選んでいられません。

箱根 はつ花 新館

なお、食べた帰りに本店からまた見てみたら、川向うに新館が見えました。そんぐらい近い。同じく早川沿いにあります。新館はちょっと建物のコンクリ感がね…。


はつ花 新館でお昼


本店からさらに奥に2分ほどちょちょっと進んだところに、新館がありました。こちらは木曜日が定休日

箱根 はつ花 新館

…あれ、見覚えがある。そう言えば、ずいぶん前にここ来たことあったわ。記憶が薄れて美味しかったけどどこのお店かわからなくなっていたお店は、はつ花の新館だったのか。

はつ花 新館

外側はコンクリートで風情がなかったので期待していなかったのですが、入ってみれば思いのほか雰囲気のある内装。

はつ花 新館

本店がお休みだと食いっぱぐれたお客さんが新館に押し寄せていつも以上に混んでいるかと思いきや、あっさりと席に通される。水曜日の箱根は観光客も避けるのかな…。12時ちょっと前に入ったところ、1階はそこそこ、2階はかなり余裕がある。ですがオーダーしてくるのを待っている間に満席に。

自然薯がしっかり味わえるメニュー、ということで頼むメニューももう決めていました。

せいろそば

せいろそば ¥1200
蕎麦、自然薯山かけ、薬味がセットになった、はつ花一番人気の品。そばつゆではなく、自然薯山かけに直接つけて食べます。

この自然薯山かけがものっすごい濃いです。お箸でがつっと持ち上げられるぐらい粘ってます。一応そばつゆも別についているのですが、お店の方によると「山かけに既に味がついてるので、足りなかったら足す、程度に加えてください」とのこと。私はほとんど足さず山掛けをつけ汁にして食べました。細麺のそばを付けるとがっつり絡んでおそば食べ終わるころにはとろろも無くなり。

無事ありつけた自然薯蕎麦は美味しいです。どちらかというと、蕎麦よりもとろろのインパクトのほうがあるかも。パッと見はお蕎麦の量もそんな多くないしこれだけじゃちょと足りないかもと思ったのですが、とろろも薄まっていないのでおなかにたまる。女性ならこれで十分。ただ男性にはちょっと足りないかもしれません。

その他に、冷たいお蕎麦に自然薯の山かけをかけた貞女(ていじょ)そばも、自然薯がしっかり味わえるメニューだそう。こっちはまだ食べたことがないので、今度来た時の楽しみに。

せいろそば

…そんなこと言いながら、山掛けが全然写真に写っていないよ。来た瞬間に見るからに美味しそうで、おなかも空いていたのもあって写真もそこそこに食べてしまったわ。そば湯を飲んで、ごちそう様。

食べ終わったらまた通りへ戻って、本店そばの箱根銘 湯もち本舗ちもとでお土産に湯もちを買う。これ、消費期限:4日程度なので本当は翌日買いたいところなのですが、遅い時間だと売り切れる可能性があるので、買える時に買ってしまいます。

箱根銘菓 湯もち本舗 ちもと

さて、当初の予定では通りをぶらぶらしようかと思いましたが、定休日で閉まっているお店が多くあっという間に見終わってしまったので、早めにホテルに向かうことに。あわよくばアーリーチェックイン、それが出来なくてもホテル内を散策すればいいね、ということで登山鉄道に乗ってこの旅行の主役、富士屋ホテルへ。

宮ノ下温泉 富士屋ホテル
〒250-0404 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
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