富士屋ホテル「ザ・フジヤ」でのフレンチディナー【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】

箱根旅行で宿泊した富士屋ホテルには、いくつかレストランがあります。皇室の宮ノ下御用邸として造営された由緒ある純日本建築「菊華荘」での会席、そして気楽に食事を楽しめるカジュアルな「ウイステリア」での洋食など。さすが富士屋ホテル、どこに入ってもおいしそうです。
しかしやはり夕食をとるとなったらメインダイニングルームの「ザ・フジヤ」でしょう!ということで夕食はザ・フジヤのフレンチのコースに。

「ザ・フジヤ」は、昭和5年(1930年)、日光東照宮本殿をモデルに建てられたメインダイニングルーム。5.5メートルもの高さのある、高山植物や花鳥が描かれた見ごたえのある格天井と彫刻が素晴らしい、和と洋の融合した雰囲気の圧巻のダイニングルームです。
クラシカルな雰囲気の中、創業当時から代々受け継がれてきたフランス料理が頂けます。

時間は、17:45~/20:00~の2部制で、私たちは17:45~の回を予約していました。まだ明るい時間ですが、お昼がお蕎麦で軽かったのでおなかが空いています。
【関連エントリー】
はつ花新館で自然薯せいろそばを―箱根は水曜定休日が多いから気をつけろ!編【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】 - 関東・甲信越
先日行ってきたアンティークに浸る親子箱根旅行、1泊2日で限られた時間しかないため行きたいところはあらかじめピックアップ、箱根に着いて一番最初はお昼に「はつ花」のお蕎麦!…と決めて行ってきたはずでしたがなかなか計画通りにいかないのが旅行というものですね。箱根は新宿からロマンスカーで約1時間半。まず...

机には、本日のメニューが。どれどれ。

スープはポタージュとコンソメ、メインの肉料理はビーフシチューとローストビーフから選べたので、私はポタージュとローストビーフに。また、別途チーズの盛り合わせも頼めるようで心惹かれましたが、絶対に食べきれないのが目に見えているので無しに。
案内された席が、ちょうど宿泊している花御殿が目の前に見える席でした。
【関連エントリー】
憧れのクラシックホテル、富士屋ホテルの花御殿ジュニアスイート宿泊編【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】
はつ花でせいろ蕎麦を食べた後は、この箱根旅行のメインでもある前から泊まってみたかった富士屋ホテルの花御殿にチェックイン。年をとってきた両親との旅行の為、あまり観光に歩き回らずホテルにいること自体が楽しめるような、雰囲気の良いクラシックホテルに泊まろうということで、客室もジュニアスイートにしました。富士屋ホテルは明治11年(1878年)創業の日本を代表するク...

お酒を頼んで乾杯―

と言いたいところですが、これは母のグラスで私はジュースですw お酒の美味しさが全くわからない…。
グリンピースのムースとホワイトアスパラのブルテに海の幸

さて、まずは前菜。これがものすごく美味しかった!この日のコースで一番おいしかったのをあげるなら、断然これです(他のももちろん美味しかったですが)。私は今までグリンピースもホワイトアスパラも特段美味しいと思ったことはないけれど、これはブルテソースが絶品だったのかな?いや全部美味しかったな。一口食べた瞬間に感動する味、食べ終わってしまうのが本当に惜しかった。あぁ。もう一度食べたい。
本日のポタージュ

たしか人参のポタージュだったと思う。自然な甘みで。私はポタージュが好きなのでいつもの癖でこっちを頼んでしまいましたが、よく考えたら富士屋ホテルなんだから看板メニューの一つ、コンソメスープを頼むべきだったか。明治時代の味をずっと守り続けているという、1週間かけてつくる伝統のコンソメスープ。
真鯛のブレゼノイリーソース

メインの魚料理。ソースもアスパラも、何もかもが美味しい。

ぼかしの下はまだにこやかな表情で食べているけれども、このあたりからかなり雲行きが…。そう、お腹の空き容量が無くなってきております。女性にはフルコースは多いよね。
そうそう、この日は一日ワンピースだったため、夕食のためには着替えたりはしていません。
コトニエのワンピはお嬢様っぽく見えながらも着ていて楽なので特に旅行と相性が良く、結果いつも旅行時は何かしらコトニエ着ている。動きやすいし、沢山食べてもウエストが締め付けられないところも良いw

「ザ・フジヤ」は特にドレスコードは無く、そんなに堅苦しい感じではありません。全体的にはみなそこそこ綺麗目の恰好が多かった印象ですが、宿泊者が多いからそこまでキメキメでもなく、「部屋からちょっとそこまで来ました」的なリゾートホテル独特の緩やかな感じがあります。私もバッグはMy Little Box

関連エントリー:毎月のマイリトルボックスの感想一覧
そんな感じで、ザ・フジヤでのディナーのために特に着替えが必要な感じでもなく。ドレスコードは、清潔感のある服装ならOKだと思う。富士屋ホテルでの服装の詳細は、こちらの記事に。
5・6月の箱根旅行の気候・ファッションについて ― 富士屋ホテルのドレスコードと実際の宿泊者の服装は?【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】
箱根旅行記、ラストは5月末6月頭の箱根旅行で実際に着ていった服装編です。今回は、私も悩んだ宮ノ下の富士屋ホテルに泊まる際のドレスコードなども踏まえて、詳しく書いていきます。私は旅行は基本スニーカーで動きやすさ優先の恰好をしていくのですが、今回は両親との旅行で体力を考えあまり歩き回らないようにしたこと、そして念願の富士屋ホテル花御殿のジュニアスイート宿泊ということで、気分...
ローストビーフ グレイビーソース

グレイビーソースというと、アガサ・クリスティの『パディントン発4時50分 』の中で子供たちがクリスマスのごちそうを作るスーパー家政婦ルーシーに、グレイビーソースはうんとつくってね!と頼む可愛い場面が思い浮かんで、思わず私もつい「たっぷりかけてくださいたっぷり」と言いそうになるw


魚より肉派なので、これが本日のメイン中のメイン。お腹が…と言いながらもちろん残さずいただきました。
苺と牛乳のコンポジション

ラスト、コッテリしたデザートでなくてよかった。苺と牛乳の優しい味の、冷たいデザート。もちろん完食。食後はやっぱりコーヒー。

ローストビーフを頂いている時から暗くなり始めた空も、コーヒーを飲むころにはすっかり真っ暗に。
お腹が限界かも、と感じてからのメインでしたが、それでも絶対残さない!と思うほど全てが美味しかった。そして部屋でほんの少し休んだ後、このディナーでパンパンに膨らんだお腹をかかえたままプールへ行って水着になるという暴挙に続くわけであります。
【宮ノ下温泉 富士屋ホテル】
〒250-0404 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359










- 関連記事
-
-
5・6月の箱根旅行の気候・ファッションについて ― 富士屋ホテルのドレスコードと実際の宿泊者の服装は?【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】
-
箱根富士屋ホテルの館内ご案内ツアーとホテルの見どころ【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】
-
富士屋ホテルの旧御用邸「菊華荘」での朝食【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】
-
富士屋ホテル「ザ・フジヤ」でのフレンチディナー【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】 *現在閲覧中*
-
箱根富士屋ホテルの温泉プールで日本初のホテルの室内プールを満喫する【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】
-
憧れのクラシックホテル、富士屋ホテルの花御殿ジュニアスイート宿泊編【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】
-
はつ花新館で自然薯せいろそばを―箱根は水曜定休日が多いから気をつけろ!編【アンティークで大正浪漫な箱根旅行記】
-