ミネアポリス旅行でアメリカのAVEDA本社を取材しこだわりぬいたサスティナブルな哲学にどっぷりと浸かってきました
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Instagramの方ではリアルタイムで沢山アップしていましたが、先月アメリカ合衆国ミネソタ州にある都市、ミネアポリスへ旅行に行って来ました!
我々日本人にとっては、ミネアポリスというのはなかなか馴染みのない場所ですね。アメリカ北部のミネソタ州にあるビジネスタウンで、シシッピ川にプリンスの生まれ故郷、様々なスポーツやビジネスの拠点があることでも知られています。
そして一歩街を離れお隣の街「ブレイン」へ行くと、途端に広大な自然が広がり、そこにはAVEDAの本社が。
実は今回の旅行はAVEDAにご招待頂いたものなのです。帰国前日には本社ツアーにも参加させて頂いたので、こちらのブログではその本社ツアーについてレポートします。
AVEDAというとヘアケア企業、ナチュラルでオーガニックな今どきのコスメブランドの内の一つというイメージを持つ人が多いかもしれません。
でもそれだけではなく、私たちを取り巻く地球環境をまず考え、その先にAVEDAの目指すコスメがある、そんな大きく優しい視点をサスティナブルという言葉が流行りだすずっと昔から持って取り組んでいる企業なのです。
環境へのこだわりがそこかしこに溢れ、終わる頃にはAVEDAと、そして地球に愛着がわいてくる素敵な本社見学でした。
このツアーでもらった温かな気持ちが読んでいる皆様にも伝わるといいな、という思いを込めて、ミネソタの緑あふれる自然の中にたたずむ素敵なAVEDA本社の見学をレポートしていきます!
豊かな自然に囲まれたAVEDAアメリカ本社
ミネアポリスから車で40分ほどのブレインという街にあるAVEDA本社。なんと野生生物生息地域にも指定されている、広さ東京ドーム約5個分の広大な敷地の中に、ぽつんと佇んでいます。

世界的企業のAVEDAの本社と聞くと、オーガニックな雰囲気を漂わせつつも近代的な大きなビルの中にどーんと入っていそうなイメージがありますよね?意外にもこんな素朴な建物なのです。
鳥の声も聞こえたり、また草花の手入れをしている社員の方もいたりと、時折ここが会社であることを忘れてしまう程のどかで穏やかな時間の流れる場所。
まずはメディテーションタイムで精神を解きほぐす
緑溢れた清らかな道を通り、憧れの企業の本社に伺うという貴重な経験にドキドキワクワクしながら、早速奥の部屋へ向かいます。
ツアーの前に、まずはメディテーション タイム。古代インドの智慧(アーユルヴェーダ)に基づく瞑想をして、緊張を解きほぐしましょう。

古代インドの智慧(アーユルヴェーダ)によると、私たちの体内にある7つのエネルギーポイント「チャクラ」のバランスが整っていると、健康、美しさを得られるのだそう。
7つのチャクラの内、そのシンボルの意味する言葉や色から受けた直感でピンときたものを一つ選び、香りを取りながら瞑想をします。 ちなみに選んだチャクラは、そのシンボルが好き、とか、大切にしている、という意味ではなくて、今現在自分に足りないもの、取り入れたいものを無意識に選択しているようです。
私は選んだのは、2番のチャクラ。シンボルワードは「人間関係」だった気がします。

目を閉じて瞑想し、リードされるままに精神をゆだねる。
いつの間にか自分が今どこにいるのかを思わず忘れるぐらい深い場所にトリップしていたようで、終わりの鐘の音と共に目を開けた瞬間、なんだか体の中までまっさらになったような感覚になっていました。
AVEDA(=全ての智慧)を取り入れた包括的な美
AVEDAというのはアメリカの会社ですが、上記の通りインドのアーユルヴェーダやハーバル療法など世界各地の智慧が取り入れられ、ナチュラルでどこかオリエンタルな雰囲気も漂わせています。一方で、もちろんヘアサロンとして美の最先端にいる、テクニカルなイメージもあり。
こういった多面性は、AVEDAの成り立ちに関係しているようです。
AVEDA(アヴェダ)とは、サンスクリット語で「全ての智慧」の意味。

創設者ホースト レッケルバッカーはオーストリア生まれ。スタイリストとしてアメリカのヘアショーに招かれていた際に交通事故にあったのをきっかけに、ミネアポリスでサロンを開きます。
20代でサロン経営者としての成功を手にするも働き過ぎにより体調を崩してしまい、ハーバリストである母親のハーブ療法のほか、ヨガや瞑想を行うことで回復。
その後インドに療養の旅に出かけた際に、アーユルヴェーダと出会い、そこでなんと弟子入り。弟子入りといいミネアポリス移住といい、物凄いアクティブですねw 気になったものはとことん突き詰める派だったのでしょう。
その後兄弟子を引き連れてアメリカに戻り、ミネアポリスの自宅にて古代インドの智慧を取り入れた最初のクローブシャンプーを完成。この協力体制はその後も誰一人欠けることなく続いていきます。

スタイリストとしての経験と、母親のハーブ療法、アーユルヴェーダ、といったすべての知恵を集結させ作り上げたブランドがAVEDA。この設立時の精神が今日に至るまでAVEDAの根幹に流れているのだそう。
AVEDA製品の、“美容のプロフェッショナルが使う品質を保ちつつ、地球とそのコミュニティにも負荷をかけない植物由来の製品を提供する”という信念は、ここからきているわけですね。
AVEDAをAVEDAたらしめる、エッセンシャルオイルの世界を探る
さて、瞑想の後はアロマラボへ。どのアイテムもとても印象深い素敵な香りがするAVEDA、それもそのはず、なんと専属の調香師が所属しています。
化粧品に使われる香料には自然のもの人工のもの合わせて何千種類もありますが、AVEDAで使っているのはもちろん自然の香料です。
自然界由来の香料は、取れる量はごくわずか。その限られた自然の恵みから抽出された香りを調合し、世界的にも名高いAVEDAの香りを作り上げているのが、この方、ガイ・ヴィンセント氏。

ちなみにガイ・ヴィンセント氏は2代目の調香師。初代の方は日本人(3枚下の写真の壁にモヤッと写真が写っています)で、ガイ・ヴィンセント氏から見てもとても素晴らしい調香師だったそう。日本人としてちょっと嬉しいですね。
AVEDA製品の大きな特長の一つが、アロマにこだわった商品づくり。そのこだわりは、“AVEDAが「AVEDA」であるために大切なこと”の中の一つに、「印象に残るアロマ 」をあげている程。
それではこのアロマラボで、AVEDAのエッセンシャルオイルについての説明を聞きながらアロマ体験をしていきましょう。

まずはブレンド前の香料をかいで、各香りの理解を深めます。
自然の香料は、それ単体でもどこか深みがあって物語を感じるイメージで、なんとなくホッとする香り…。
…とうっとりと香りの世界に浸っていると、なんとこれらはひと瓶で数十万だとか数百万円とか! 落ち着くどころではない値段の香料が使われておる…。
人工のものを使えば安価に手軽に香りを作ることができますが、自然界由来の安全なものにこだわると、値段ももちろん跳ね上がり、パッと円換算できないぐらいの値段になってしまいます。それに、天然のものだとロットごとの香りが安定しないという難しさもあり。
それでも人工物を使わず、そして無無香料にもせず、だからとって妥協もせず。アロマはAVEDAをAVEDAたらしめる信念の一つなのです。

さて、各香料を一通りかいだ後は、ブレンドされた香りをかいで、何が含まれているか当てるテストのお時間です。
なかなか難しかったけれど、以前よりちょっと詳しくなれたかな?
どれもとても良い香りで、中でも一つお気に入りの、AVEDAらしい香りのムエットを持ち帰らせてもらいました。旅の間中鞄の中でほのかな香りを漂わせていて、旅の終わりにポロッと出てきたムエットが香った瞬間、楽しく美しかったミネアポリスでの時間をふわっと思い出しちょっと切ない気持ちになりました。
さて、基本的にはAVEDAの製品はほぼ全てこの本社の中で作られていますが、外で作られたものに関しても、最終的にはこのアロマラボに戻ってきます。全ての製品は、ここで香りを仕上げるのだそう。

それだけ拘って作り上げられたAVEDAの香りは、もはや芸術品の域。
ヘアケア企業という枠組みを超えた環境への取り組み
その後は社内の色々な部署・工場を見学しつつ、AVEDAの行う社会環境への取り組みの話を伺います。
スタッフの方のお顔が写ってしまうため撮影はできなかったのですが、製品づくりから梱包、発送まで、思った以上に手作業の部分が多く驚きました。そして、木を多用した社内のインテリアに、社員の誕生日やいろいろな出来事祝う掲示板、大きな託児施設にヨガスタジオもあったり。すれ違う人も笑顔で、もうとっても温かみのある社内。
社員の方は自分の畑を持っていて、仕事中に世話しにいったりもするのだとか!

思わず、こんな所で働きたい…!と思ってしまいました。
AVEDAの製品づくりにおいては、まず
- 動物実験は一切なし
- ほとんどの製品に動物由来成分を使用せず
といった製品を作る上での環境活動が行われています。なので社内に、人の髪で商品テストする用のルームがあったりするんですよ。
ただ、ここら辺までは他ブランドでもよく聞く範囲内かな…?
しかしAVEDAは、化粧品会社として初めてスキンケアおよびスタイリング製品に100%再生PETを使用したり、化粧品業界で初めて100%風力発電で製品を製造したりと、世の中に先駆けて先進的な環境保護の取り組みを行っているんです。
…というよりむしろ、ヘアケア企業という枠組みを超えて、環境保全を使命として掲げる環境企業となっていると言ったほうが正しいかもしれません。環境への取り組みの姿勢が、他の企業とはまるでレベルが違うのです。
企業として今可能な範囲内での環境保護を行うのではなく、環境にダメージを与えず持続可能な社会を目指し環境を整え、その中で商品を作っていくことを目指す、という在り方になっているんですよ。

特に力を入れているのは、水。
AVEDAはヘアサロンが出発点であることもあって、サロンに欠かせない”水”をとても大切にし、世界各地で水に関する環境支援を行っています。水質を回復させたり、また膨大な時間をかけて生活水を確保しに行くような地域に住む人に水道管を新しく設置し、水へのアクセスをサポート。
AVEDAファンにはお馴染み、アースデー月間の限定キャンドルの売り上げも、水資源の確保に使われています。
原料に関しても、単にオーガニック原料を取引するだけではなくて、現地の人々とのコミュニケーションや持続的な栽培支援、さらには社会支援も積極的に行っています。上で挙げた調香師の方も、自らが原料を生産する国まで出向いて作り手との信頼関係を結んだりしているのだそう。
ヘアケア・コスメブランドとして製品を作るために環境も考える、という立ち位置ではなく、地球とそこに住む人の社会を整えその結果として生まれるのがaveda製品、という俯瞰したホリスティックな視点でモノづくりをしているわけです。
話を伺っていて、ここの発想の転換はとてもインパクトがありましたね。ここが、AVEDAは他のコスメティック企業・美容業界と全く違うと言われる所以なのでしょうか。社訓にも端的にそのことが描かれています

アヴェダの使命、それは製品づくりから社会還元まですべての活動を通して命あふれる私たちの地球を大切に守り続けて行くことです。美の世界のみならず、あらゆる世界においてリーダーシップと責任をもって環境保全の模範となる企業を目指します。
本社ロビーにも大きく描かれているAVEDAのミッション。

美と地球環境、健康を三位一体ととらえ、地球環境に配慮し、「生命の連鎖」と調和しながら、製品を生み出すAVEDA。これまで一つのヘアケア企業、数あるオーガニックコスメの内の一つとして見ていた印象が、大きくガラッと変わったツアーでした。
アメリカのAVEDAには日本未発内のコスメがどっさり
見学の後はもちろん、お楽しみのショッピングタイム! 日本での事前説明会の時に真っ先に、本社で買い物する時間はありますか?!と聞いたぐらい、この瞬間を楽しみにしておりましたよw
アメリカには日本では売っていないメイクアップのラインも売っているとの情報をキャッチ。事前に海外のyoutubeで下調べしたりして、準備はばっちりです。


リップを中心にあれこれ買い込みました。

このリップの顔料の調達についても、現地の人々とのストーリーがあったりして…。
一つ一つの製品に込められたエピソードを聞いて、製品を作り上げる原料の大切さとこれが出来上がるまでに関わった人の想いに触れると、これまで以上にもっとAVEDAを選びたくなってきます。
さて、目立つところにバーンと出ていたこのシリーズは、ちょっと見覚えがありませんね?

これはまだ日本未発売のチェリー&アーモンドのシリーズ。桜とオメガリッチなアーモンドオイルのブレンドで、髪を柔らかに、軽やかにするシリーズのようです。日本では来年春ごろの発売予定。楽しみですね。
さて、本社見学の後は、AVEDA インスティテュート(美容専門学校)へ向かいます。
あの秘密結社の歴史的な建造物!アヴェダ インスティテュート(美容専門学校)見学
まずは再び車でミネアポリスまで戻り、おしゃれなカフェのテラス席でランチを頂きました。ミネアポリスは冬が厳しいらしいですが、この日は秋晴れでちょうど良い天気。

ミネアポリスは色々な建物、いろいろな壁がいちいち可愛いのです。


このアヒポキが人気メニューのよう。のどかなテラスで、ゆったりとしたひとときを楽しみました。
その後は、いよいよアヴェダ インスティテュート(美容専門学校)へ。

趣きのある建物が見えてきました。これはとある歴史的な建造物なんです。

1階はこんな感じのモダンな室内。さすが美容ブランド、クールで恰好良いですね~などと取材陣で言い合いながら階を上がっていくと、だんだんと雰囲気が変わっていき…?


なにやら美容学校にしては趣きありすぎる装飾に―


そしてよくよく見ると壁に色々な模様が描かれている…。
この建物は何と、あの秘密結社のフリーメーソンが集会に使っていた建物の跡地をそのまま利用したのだそう!ふりーめーそん?!


秘密結社なのに、こんなに堂々と跡を残しておいていいんですかね?!

フリーメーソンに入るか入らないかまだ悩んでいる人が、一人瞑想する小さな小さな部屋までありました。隠されたような場所にある石造りの暗い一畳程の小部屋で、当然窓もなし。なんだかそこだけ中世に巻き戻ったような…。
めったに見せてもらえない貴重な部屋だそうです。一緒に行った取材陣共々大盛り上がりでしたが、特に撮影禁止とは言われなかったものの何かいけない物が映ってしまいそうで、ここだけは写真が撮れませんでした…。
こんなところが学校だなんて、勉強している場合じゃないわ!

なにやら階段が埋められた後の残った、ちょっと不気味な部屋なんかもあったり。

しかしここで、皆さん普通にランチを食べたりしているのだとか。素敵なスクールライフ。

ここからAVEDAの高い技術をもったヘアスタイリストさんが羽ばたいていくわけですね。
ちなみに、AVEDAとフリーメーソンは特に何のつながりもないそうです。そこは誤解の無きよう。
商品が手に届くまでに思いを馳せる、そんなブランド
さて、そんな具合に、いろいろな意味で印象深かったAVEDAアメリカ本社ツアー。本社でいろいろな方にお話を聞ていると、製品と会社に愛と誇りを持って働いているのが伝わって来るのが特に印象に残りましたね。
このブログでも度々書いていますが、私は職人によるモノづくりとか、商品の裏に込められた想いとかを知るのが好きで、働いている人自身がその商品に愛情をもって薦めている様子には、それだけで惹かれるものがあります。
人と人との結びつき、出会い、そしてそれを作り上げ取り巻いている自然。私たちの周りの様々な縁を束ねて作り上げられた結果がこのAVEDAの商品たち。

そういういろいろな思いの結果出来上がった製品が、一つ一つ手で詰められ私たちの手元に届くのだと思うと、これまで以上に愛着がわいてくる。そしてコスメを使うという日常的な行動の意味を、しっかりと考えたくなる、そんな素敵なミネアポリス旅行でした。
お土産に買ってきたたくさんのAVEDAの商品たち、ひとつひとつ大切に使っていきます。
なお、AVEDAでは現在、AVEDAアンバサダー募集キャンペーンを行なっています。新商品のサンプリングや各種キャンペーンに参加できるので、AVEDAに興味を持った方はぜひチェックしてみてください。
