【NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO宿泊レビュー】忘れかけてた好奇心を呼び覚ます大人の遊び場ホテルに泊まってきました【ノーガホテル秋葉原宿泊記】
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学生時代、社会人になったらこういうことしたい、というちょっとした憧れというものはいろいろ持っていましたが、実際に働きだすと現実的な思考に流されていつの間にか忘れてしまい。
先日、そんな憧れとか好奇心を思い出させるホテルにご招待いただいて泊まってきました。それが9月にオープンしたNOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO(ノーガホテル 秋葉原 東京)。
NOHGA HOTELはブランドコンセプトとして「地域との深いつながり」を大切にしていて、今回のホテルがあるのは、そう、あの秋葉原!日本のカルチャーの一つの中心地。
他の街ではまず体験することのできないこのディープな街で、多様性・好奇心・創造力に溢れた街の魅力を体感することをコンセプトに作られたライフスタイルホテルで、その核となるのは「音楽とアートと食」。
一歩入ったとたんにいろんな感性が呼び起こされるような、大人の遊び心あふれた、そしてこだわりのモノが集められたたまらない空間になっていました。

海外ドラマに出てきそうなバーの横を通って2階に上がり、チェックイン。そこまでのわずかな距離で既にあふれ出るばかりのオシャレさ。
多分、欧米系海外ドラマ、スチームパンク、オールディーズ、ヴィンテージ、ルート66、物づくり…そのあたりの単語が好きな人にはきっとこのホテルが非常に刺さるでしょう!つまり私のことです。
まずなんせウェルカムドリンクの引き換えチケットがコインですからね。

これをあのバーで出すのが楽しみだわ…。
私の泊まったのは最上階のデラックスツインルーム。シンプルで温かみのある空間に、ソファーとベッドがゆったりと配置されています。

差し込む西日が恰好良い。ついゆったりしたくなりますが、このホテルは過ごしたい場所、見たい物がそこかしこにあるのです! では早速2階の共有スペースから見ていきましょう。
アートに囲まれた大人の遊び心をくすぐる空間
さてまず向かったのが、ここ。このホテルに泊まるとなって、秘かに楽しみにしていた物の一つが、このフットボールゲーム!

スコーンと上まで吹き抜けになったスペースに、格好良く飾られた大きなネオンアート、その下に古き良き時代を思わせるゲーム台が。
しかもただの台ではないのです。テーブルはベルギーブランドTISTOUで、特別にホテルカラーで作った特別仕様というこだわりよう。おもちゃっぽいプラスチックの台ではない、見ただけでも高級感あり、そしてレバーを握った時の木の感触に本物を感じるものづくり。素敵…。
遊ぶものに本気でこだわる。こんな大人になりたいと思っていたよね。

置いてあるだけで非常に絵になります。映りこむネオンアートまで美しい。そして肩ひじ張らずにこんな風に自然にアートに触れられる、自然にアートがある環境っていいなと思う。

そうそう、ネオンといえば、フロント横にはこんなネオンサインが。泊まった人全員がこの下で写真を撮っているんではなかろうな?という、インスタでもとても印象的なスポット。

ニット:コントワー・デ・コトニエ(Comptoir des Cotonniers)
スカート:
これは日本を拠点に活動しているオーストラリア人のアーティスト、ジェシー・ホーガンの作品。最初に書いたように、このホテルの核となるのは「音楽とアートと食」なので、ホテル内には随所に秋葉原の街の再解釈を試みた現代アート作品が飾られています。
そしてこのアートが飾られている場所をよく見ると、アルコーヴになっている! アルコーヴのある家、住むのが夢だったな~。
特に私の一押しは、その横にあるひっそりした小さ目のアルコーヴソファ↓ おそらくこのブログを読んでくれている方はこういうの好きな人が多いのではないかな…?

その手前には印象的なモノクロの大きなアートがあって、それを照らすこの灯りとかも。

また、HPやパンフレットで見て気になっていた3枚組のアートがあったのですが、ホテル中を探してもどうしても見つからなくて、フロントの方に聞いたら、なんと今閉鎖しているジムの中に!
開けてちょっと見せてもらえました。

滑走路やバイクで疾走する時に見える道路のラインや光をイメージしたものなんだそう。ここでも光がコンセプト。
こんなアートを見ながらランニングマシンしたら、めちゃめちゃ走れそうです。早く使えるようになるといいね。
ネオンや光に関するアートが多いのは、電気街があってネオンサインがひしめく秋葉原の夜を表現しているんでしょう。そういえばホテルのピッツェリアの看板もネオン。

ネオンと光が印象的な、夜の似合うホテル。
新しいホテルですが、ぴかぴかの最先端というよりも、どこかオールディーズを思い起させる、ヴィンテージ感の漂う、落ち着いた、本物志向の空間です。

しかもスノッブすぎないで、大人の遊び心を残してる。なんというか、大人になったのでずっと好きだった趣味を追求しました!みたいな。なんか秋葉原っぽい!
海外ドラマ的バーと薪窯で焼く本格ピッツェリア
そのまま階段を下に降りると、まるでここは海外のバーか、と見まごうような格好良いバー、PIZZERIA & BAR NOHGAが出現。

この矢印の描かれた床も撮影スポットになっているようですね。勿論私も撮りましたとも、いろんな角度から何枚も。
ホテルのバーってちょっと敷居が高くて私は気合入れないと入れないのですが、ここはスペインバルをテーマにしていておしゃれだけど気取らない雰囲気で、わいわいとした活気があるからそんなに気負わず座れます。友達とわいわいと喋ったり、一人でフラッときたりと、ラフに入れる感じ。

なんかこのバーを見た瞬間に、学生時代、仕事終わりに下のバーで仲間と一杯…みたいなアメリカドラマを見てそういう大人に憧れていたのを思い出しました。そんな憧れの雰囲気の漂う、バー。
そしてその奥にあるのはピッツェリア。なんと薪窯がある!


イタリア製の薪窯で焼いた本格ピザが食べられるのです!
宿泊したプランにはディナーは入っていなかったけれど、見ていたら食べたくなって夕食もここでとることに。


チェックイン時にもらったコインはカフェタイムだけでなくディナーでも使えます。

オシャレで、でも気取らず居心地の良い店内。

食べ終わったらお酒を頼んで、グラス片手にフットボールゲームして…壁にはネオンや光が美しく反射して…。ホテルに寝に帰るだけでなくて、そこからさらに楽しい時間がまってる。
ちなみに朝はこの窯でフォカッチャを焼いてくれます。朝ご飯に焼き立てフォカッチャが食べられるホテルなんて、私は初めてだわ。

スモークサーモンのサラダにハムとチーズ、ヨーグルトにフルーツ、本日のスープと―

そして卵料理は5つの中から選べる。私はエッグベネディクトに、写真は姉のキノコのオムレツ。

フォカッチャにサラダやチーズを入れて頂きます。

このボリューム。フォカッチャが大きすぎててとの比率がおかしいw 朝からとても幸せな朝ごはん。
一流のスピーカーが随所に配置
そうそう、この朝に座った真ん中の壁際の席がものすごく音響がすごかった。音に包まれるような…。

秋葉原は音楽文化を担ってきた場所の一つの中心地、なのでこのホテルでも音楽に力を入れています。随所に高音質にもこだわりのスピーカーが配置されていて、まず館内にはTaguchiのカスタマイズスピーカーが。

レストランだけでなくて、エレベーター内やホールなど、立つだけでここの音は違う!と感じるぐらい。音を「体感」できるというか。
そして2階にはなんとDJブースも。


その横は緑と風の気持ちの良いオープンエアのテラスになっていて、この日の夜は誕生日パーティーをしていたようです。素敵。

お腹がすいたら、ベルをぽちっと。

こんな小物まで気が利いてる。
コンセプトの核の一つに音楽があるこのホテルでは、音響が凝っているのは共有部分だけにあらず。各客室にもこだわりのスピーカーが配置されているのです。

私の泊まった部屋には、Vandersteen Audioの1977年製のヴィンテージスピーカー!
定評ある古典的ハイエンドオーディオの一つなんだそう。私は音には詳しくないですが、優しく滑らかに立体的に響いて、この部屋でビョークを聞いた時あまりの音にそのまま天に召されそうと思わず言ってしまうぐらいの響き様でした。
そして音楽がメインテーマの一つであるこのホテルでは、随所に音楽モチーフの小物があります。まず枕もとのライトのスイッチが、アンプみたいになっている!

触るたびに気分が上がって、無駄にスイッチ切っちゃうw 朝起きて真っ先に触るのがこんなスイッチなんです、素敵でしょう?
そしてDon't Disturbの札はレコード!ものすごく可愛い。

各部屋にアートが飾ってあって、私の部屋のアートは…スポットライトかな?

ホテルでのくつろぎ時間を支えるのは日本のモノづくりによるこだわりのアイテム
音楽モチーフだけでなくて、置いてあるものが一つ一つ凝っています。
アルコーブのところにあった素敵なライトはお部屋にも。

わたし真鍮管のランプとかスチームパンクっぽいモチーフとか、大好きなんです。
そういえば自分で稼ぐようになったら、こういうおもちゃじゃなくてリアルなヴィンテージ感のある格好いいインテリアで統一した、自分のこだわりを追求した部屋にしてみたいと憧れていたな~。こんなライトがついた客室で眠れるなんて幸せ。
寝るといえば、パジャマは世界の一流ホテルで使用されるファブリック製品の商品を長年手掛けてきたアトモスフェール・ジャポン。

掛けているハンガーはSyuRo。

アメニティはOSAJI!

地域との深いつながりから生まれる経験を大切にしているホテルだけあって、近隣地域や日本のこだわりのモノづくりが感じられるアイテムが随所に置かれています。

特にいいなと思ったティッシュBoxと洋服ブラシ、木製ハンガーは、パンフレットを見てみたらことごとくSyuRoという蔵前のブランドでした。日本の伝統や職人さんの技術を、日常のデザインプロダクトに落とし込んだ、素敵なブランド。
その他タオルはモラルテックス、グラスが木村硝子だったり。
見た目の良さだけでなく、手に取ると、あぁ、良いものだなぁと感じられるプロダクトが集められていて、シンプルだけれど居心地の良い空間に。

夜はお気に入りの灯りを眺めながら、おやすみなさい。

こんな灯りを見ながら眠りについて、朝は素敵なアンプ風のスイッチを押して目覚める。素敵。
チェックアウトぎりぎりまでお部屋を堪能して、そしてその後は、さらにホテルでレンタサイクルして近隣をサイクリング。借りられるのは、東京を走るために作られたというtokyobikeの自転車。

こんなにレトロで雰囲気たっぷりの自転車が!ベルとかライトとかとっても可愛い。どこまでもどこまでも世界観を追求する、大人のこだわりの詰まったホテルだわ…。
なお私たちは初心者なので、かご付のこちらにしましたw

コート:コントワー・デ・コトニエ
バックパック:ガストン・ルーガ
不忍池や上野公園まで自転車で10分ぐらい。秋葉原とはまた違った日本の風景。サイクリングで見ると、また違った気分。
秋葉原と日本を再発見する、そしてちょっと心の底に眠っていた遊び心と憧れを呼び起こされる、素敵な滞在だったな~。
創造のインスピレーションや、そして日々の生活に忘れていたときめきを揺り動かしに、また泊まりに行きたい。
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NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO(ノーガホテル 秋葉原 東京)
東京都 千代田区外神田3丁目10-11
JR秋葉原駅 電気街口より徒歩6分
東京メトロ銀座線 末広町駅 3番出口より徒歩4分


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