【北欧オーロラ旅行記】フッティルーテンに乗りトロムソへ【ノルウェー編】
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北欧オーロラ旅行記の続き。1月14日は、ハシュタから沿岸急行船「フッティルーテン」に乗り、トロムソへ向かいます。
フッティルーテンでトロムソへ
ハシュタから沿岸急行船“フッティルーテン”に乗り、トロムソへ向かいます。


朝8時なのでまだ暗く景色が見えないせいか、船の中にはひと気がありません。




お昼が近づくにつれて外が明るくなり、それに合わせてどこからかわらわらと人が出てきて、窓の外の風景の写真を撮り出しました。みんな客室に引っ込んでいたのね。どうやらこの船は、私たちみたいにちょっと乗るだけでなくて、ずっと乗って旅する人たちでいっぱいのようです。
私たちは夕方には降りてしまいますが、なんと夜には船の上からオーロラが見られる可能性があるのだとか!なんてロマンチックな…。そんな夢みたいな旅が存在するなんて、そしてこんなに大勢の人がそんな夢を叶えているなんて、なんだか信じられません。
でも意外と学生とかバックパッカーに近いような若い人も目につく、というか老若男女幅広くいます。
イギリスに社会人留学している弟が、暇を見つけては奥さんとヨーロッパをあっちこっちクルーズして回っていて、それが向こうでは贅沢なことではなくて全然普通のことだと言っていたけれど、本当にそうなんだろうな。
それはさておき、お昼は船内のランチブッフェを頂きます。デザートの種類が豊富なのが嬉しい。ホテルの朝食より豪華で美味しかったですねw

食後は、外の風景を見にデッキに出てみます。

左右に迫ってくるフィヨルドの迫力に、ひとしきり姉とはしゃぐ。何だか内なる野生が目覚めてきそうな、見るからに冷たく、厳しい景色です。

そうこうしているうちに再び暗くなり、凍てついた大地に街の明かりが煌めきはじめました。

この景色は、とっても心に残っている。ずっとじっと眺めていたくなる、こんなに寒そうなのにどこか温かい光景。
しかしそんな感傷に浸る間も無く、あっという間にトロムソに到着です。
トロムソに到着しラディソン ブルー トロムソにチェックイン
トロムソはハシュタより温かいみたいで、足元の雪は解けてビチャビチャ。一面深い水たまりだけらけ。船からホテルまではスーツケースを自分で持って行くので、水の中を引いて歩くことに!
しかも、撥水加工だからとムートンブーツを履いていたのでえらいことになりました。もこもこになっている中まで水がしみて、しかももこもこだけでなく靴下重ね履きもしてるもんだから泥水を吸えるだけすって靴の中にも水たまり状態。なんてこった。
こんなこともあろうかと持ってきていたスノーブーツに、ホテルで履き換えます。
トロムソは温かいので、昼に雪が溶けて一面水たまり、夜にはカチコチに凍っての繰り返しでいつも足元が悪いです。滞在中結構転んでいる人を見かけました。防水でスパイクのついたスノーブーツは大活躍だったので、持ってくるのをお勧めします。
ちなみに、ホテルのロビーではホッキョクグマがお出迎えしてくれました。泊ったのは

ここには2泊するので、やっと洗濯ができます。ヒートテックは2枚重ねするし、ヒートテックタイツも靴下も日数分持つと大変なことになるので、オーロラ旅での洗濯は必須。
最近暑い国ばかり行っていてこの手の肌着類が必要なかったから、旅行での洗濯は久しぶり。小分け洗剤を忘れたので石鹸で適当に洗いました。わはは。


ホテルの部屋はかわいらしい感じで、広さも充分です。ポットもあるし、部屋からは港が見える。あの船は乗ってきた船だろうか?
トロムソの観光スポット「北極教会」で心を清めていただく
少し休んだ後、疲れた姉を置いて、上の写真の橋の向こうの真ん中あたりに見えている三角形の建物「北極教会(トロムスダーレン教会)」へ一人で歩いて参りましょう…!
…あれ遠い。窓から見た時もちょっと遠いかなと思ったのですが、気のせいと自分に言い聞かせ歩いてきてしまいました。しかも橋を渡っている途中で雨だか雪だかが降り出してきます。細かい雨ですが結構な量で降るので、どんどんと気力を奪われ。
でもいまさら引き返す訳にもいかず、ダウンのフードを被り一人で黙々と歩く。教会に着いた時はたぶん顔がげっそりしていたはず。

ありがてぇ、ありがてぇと中に入る。教会にお恵みを貰いに行く人みたいだわ。実際は逆に入場料を払うのですが。
入場料はカードが使えず現金払いのみ、40NOK。日本で両替しておいてよかった。

職員の人以外は誰もいなく静かです。椅子にじっと腰かける。中を見ているのか、暖をとっているのか休憩しているのか我ながらわからん…と思いながらも、一人無心になって見ていると何だか私の煩悩にまみれた心が清らかになっていくようです。やっぱり来てよかった。
外が暗くなっているので、ステンドグラスは裏手にまわって外から見た方が分かりやすいですね。

ここは高台なので、夜景もきれいに見えます。

さて、体力消耗したので夕食も食べず買わずにホテルへ帰ります。またまた日本から持ってきた非常食尾西のアルファ米で夕食に。ポットのあるホテルでよかった。そしてこの旅、ろくなご飯食べてないな。
洗濯を済ませたら、今日は疲れたので早めにお休みなさい。
オーロラが気になったので夜中に目が覚めたときに一応窓の外は見てみたけれど、出ていませんでした。幸い、と言っていいのか、この日は見えなかったようです。
【宿泊ホテル情報】
Radisson Blu Hotel, Tromso
Sjogata 7 | PO Box 928, Tromso 9259, Norway
010 47 77 60 00 00
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