ブリュッセルのムール貝の老舗レストランAux Armes de Bruxelles【フランス・ベルギー・オランダ旅行記】

11月14日 ヨーロッパ旅行6日目 その4
着替えたりして夕食の支度を整えている間に、外は暗くなっていました。そんな格式ばったレストランではないですが、気分も上がるのでワンピースに着替えて出発。ホテルが近いと、こういう身支度が楽で良い。
夜のギャルリー・サン・チュベールは、昼間とはまた違ってキラキラと華やかです。せっかくなので夜のグランプラスも覗いてから行ってみる。今日しか見れないからね。雨で濡れたグランプラスが夜のライトアップを照り返して、とてもきれい。写真はブレブレですが…。



今日の夕食は、ムール貝を食べられるお店「Aux Armes de Bruxelles(オー・ザルム・ド・ブリュッセル)」をあらかじめ日本で予約しておきました。グランプラス近辺でムール貝を食べられる安心な老舗のお店というと、ここか「シェ・レオン 」が2強のようです。この2店は斜め向かい同市で場所も近接、ネットで調べたところどちらのお店もなかなか評判がよく、どちらを選んでもよさそうでしたが、両親が以前行って良かったと言っていたので今回はAux Armes de Bruxellesの方にしました。
Aux Armes de Bruxellesがあるのは、ギャルリー・サン・チュベールからすぐ、1本横道にはいったところのイロ・サクレ地区。ここは両脇にレストランが立ち並ぶにぎやかな小道なのですが、ぼったくりの宝庫らしいです。強引さはないですが客引きもおり、ギャルリー・サン・チュベールからすぐ目に入るし、知らなかったらふらふらと入ってしまいそう。ブリュッセルで食事をする場合は、飛び込みで入るよりはあらかじめネットで調べておいて目星をつけておく方が安心かも。
こんな所に老舗の名店が2店ある、というのも不思議ですが、周りのお店は味で勝負できないからぼったくりで儲けよう、ということなのかw

今回の旅は基本的に食費節約旅です。基本持ち帰りかカフェのような軽食ばかり。それでも、ここだけは行こうとあらかじめ計画していたレストランがあり、それがパリのラデュレでの朝食と、ブリュッセルのここAux Armes de Bruxelles。本当はシャンティイのル・アモーもそうだったのですが、諸事情でwお城のレストランに変更したので行けず。
ということで、とても楽しみにしていたディナーです。


写真ではまだ席が空いていますが、その後あっという間に埋まったので予約は必須です。お店の公式HPから英語でできます。お店も英語通じます。テーブルとテーブルの間は狭く、地元の人も観光客もどちらも溢れワイワイと食事を楽しむ活気のあるアールデコ調の店内。
ムール貝はいくつか食べ方があるようで、私たちが頼んだのは確か白ワイン蒸しだったと思います。生クリームあり無しが選べたような。どっちをえらんだかは忘れてしまった。後はベルギーの郷土料理waterzooï(ワーテルゾーイ)がいくつかあったので、チキン・ワーテルゾーイと、あとはなにかサラダとデザートを…と思っていたら店員さんに止められた。えー、デザート食べたかった…。
ムール貝白ワイン蒸しとチキン・ワーテルゾーイの2品のみ頼み、パンを食べながら待つことしばし。

ムール貝白ワイン蒸し €27

チキンのワーテルゾーイ €19
すんごい量でてきました。鍋一杯のムール貝。いや、ムール貝がバケツ並みの量なのはわかっていましたが、ワーテルゾーイも凄い量。大皿でどーん!しかもクリーム系なのでこれはおなかにたまる。店員さんも止めるわけです。なお、ワーテルゾーイとは、肉類を茹でた煮汁にクリームと卵黄をいれて作るベルギーの郷土料理のこと(Wikipedia参照)で、シチューとかクリーム煮みたいな感じです。

ムール貝にはホクホクポテトも付いてきた!
どちらも非常においしい。おそらくこの旅、最初で最後のまともなディナーなので、がっついて食べてしまったわ。ワーテルゾーイは肉や野菜の出汁がしっかり出ていて、クリームまで美味しい。残したくない、けど、凄い量w

ムール貝の食べ方ですが、最初の一個は頑張ってナイフとフォークで食べますが、次からはその空いた殻をピンセットと言うかトングのように使って中身をつまみだして、そのまま口に放り込みます。超高級店でこれをやっていいかは知りませんが、こんな感じのお店なら平気。この量を、いちいちお上品にナイフとフォークでなんてやってたら、せっかくの美味しい料理が冷めきっちゃうよ!

貝殻の山ができていきます。かなり頑張って食べましたが、ポテトとワーテルゾーイは1/3ぐらい残してしまいました。2人なら2品で十分ですね。私はお酒飲まないのでペリエとヴィッテルを頼んで、全部で60ユーロぐらいでした。

さて、お腹も満たされてホテルに戻ってきました。しかし今日はこれで終わりではないのです。

バブルバスです。列車旅のため極力スーツケース内の荷物を減らし、持ってくるコスメも服も、ビニール袋1枚だって減らし軽量化に努めた中で、かたくなに置いてくることを拒んだのがこれ。だって家だと使いづらいんだもの。泡ぶろやバスボムは、旅行の時にここぞとばかりに消費してます。
これ、1年ぐらい前から早く使わなきゃと目につくところに置いておいたものの、その存在に慣れ過ぎて部屋の中でオブジェと化していたもので、ここで使わなかったらまた次の旅行は何か月先になるかわからない。結構重いのでできればベルギー行きのタリスに乗る前のフランスで使いたかったのですが、パリで泊まったホテルが旧式のアンティークホテルでお湯の出がそこまで良くもなく、お風呂場もそんなに広くなかったので、やむなくブリュッセルまで持ってきました。このホテルも、そこまで広くないけど新しめで綺麗なお風呂だったので、やっと使えるわ。

…あんまり泡が立っていないように見えるのは気のせいです。う~む。まあいいさ。2個入りだから、残りは結局アムステルダムまで持っていくことに。

バスルームの壁にいた謎のウサギ。シャワーを置くところでもタオルかけでもなさそうだし、何だろう…?このホテルは実用的な内装ですが、客室に飾ってある絵とか鏡とか、よく見るとところどころ近代的で可愛くどことなくシュールな内装になっているw しかしここは1泊のみで、明日はいよいよ最終目的地&旅のスタート地点、アムステルダムに戻ります。
- 関連記事
-
-
グランド ホテル アマラス アムステルダムの客室と自由の国オランダと【フランス・ベルギー・オランダ旅行記】
-
オランダ海運の栄華の歴史息づくグランド ホテル アマラス アムステルダムにチェックイン【フランス・ベルギー・オランダ旅行記】
-
世界遺産グラン・プラスを散歩し、さよならベルギー再びオランダ【フランス・ベルギー・オランダ旅行記】
-
ブリュッセルのムール貝の老舗レストランAux Armes de Bruxelles【フランス・ベルギー・オランダ旅行記】 *現在閲覧中*
-
ギャルリー・サンチュベールと、美食の国ベルギーでB級グルメ食べ歩き【フランス・ベルギー・オランダ旅行記】
-
ベルギーに入国し、ラディソン ブル ロイヤル ホテル ブリュッセルにチェックイン【フランス・ベルギー・オランダ旅行記】
-
パリのテロの夜とフランス出国【フランス・ベルギー・オランダ旅行記】
-